こんな症状がある方は受診してください。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)が必要かもしれません。
- 臍周囲の痛みがある
- 下腹部の痛みがある
- ストレス(不安や緊張など)でお腹が痛くなる
- 食事をするとトイレに行きたくなる
- 下痢が持続する
- 便秘
- 残便感がある
- お腹が張る
- おならがよくでる
- おならが臭い
- 吐き気がある、食欲がない、食事を摂ると気持ち悪くなる
- ダイエットをしていないのに体重が減る
- 排便時に出血がある
- 肛門から粘液様の排泄物がある
- 健診で内視鏡検査を指示された

このような症状に悩まされてはいませんか?
食べすぎ、飲みすぎ、仕事などのストレスによるもの、単なる便秘や痔などと自己判断し放置していませんか。
上記のような症状の原因として、炎症性腸疾患や大腸がんなど早期の治療介入が必要な病気が潜んでいることがあります。
早めに専門医を受診し適切な検査を受けることをお勧めします。
ご心配な方はお気軽にご相談ください。必要な検査について適切にご提案いたします。
症状がなくても、以下の項目に該当する方は大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)を受けましょう。
- 採血検査で貧血を指摘された
- 40歳以上で一度も大腸カメラを受けたことがない
- 健診等で便潜血陽性を指摘された
- 以前大腸ポリープの切除を行ったことがある
- 腫瘍マーカー(CEA、CA19-9)高値を指摘された
- 家族に大腸がんの方がいる
- 5年以上大腸カメラの検査を受けていない
- 喫煙、飲酒の習慣がある(以前あった方も)
大腸ポリープやごく早期の大腸がんは症状がありません。 上記の項目に該当する方は、大腸がんのリスクがあります。
症状がなくても大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)を受けることを強くお勧めします。
がんであっても、早期に発見し、早期に治療を行うことで根治が望めます。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)で診断がつく病気
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)とは
大腸カメラでは、大腸内部を精細な画像で直接観察することができます。そのため、進行大腸がんは勿論、他の検査では指摘できない早期の大腸がんや将来がん化する可能性のある小さな大腸ポリープについても指摘することが可能です。また、クローン病や潰瘍性大腸炎、ベーチェット病など、大腸粘膜に炎症を引き起こす病気の有無についても確認することができます。
病変を確認した際には、病変組織の一部を採取して、その病気について組織学的(顕微鏡レベルでの検査)に診断をすることが可能です。
「早めに検査しておけば・・・」と後悔しないよう、40歳を超えた方は、是非検査を検討してください。
検査の流れ
*検査当日の注意点
保険証、受給者証の他、お薬手帳をご持参ください。また、他院での検査結果などお持ちの方はそちらもご持参ください。
検査で洋服が汚れてしまうことがあります。汚れが目立たない洗濯がしやすい服装でご来院ください。

01 事前診察予約とWeb問診の回答

02 事前診察
検査を受けるきっかけとなった症状や全身状態、日頃の排便状況などを確認した上で、検査の可否の判断、内服いただく下剤の選定を行います。また、必要な場合には大腸カメラに先立ち腹部レントゲン検査や腹部超音波検査を行うことがあります。
03 検査前日(ご自宅)
常用薬については服用していただいてかまいません。
*高度の便秘の方やご希望の方には検査食をご提供しております。ご希望の方は検査前診察の際にご相談ください。

04 a.検査当日(自宅で下剤服用の場合)
その後、検査予定時間に合わせて指定された時間から下剤を服用してください。事前説明に従い、排便回数や排便の性状を記録してください。
*下剤内服中に腹痛や嘔気・嘔吐、排便がないなどの症状を認めた場合は、当院へご連絡の上すぐにご来院ください。
**常用薬の中止の要否がわからない場合は、ご来院の際にご持参ください。必要に応じて、ご来院後に内服していただきます。

04 b.検査当日(当院で下剤服用の場合)
常用薬については、糖尿病薬は服用しないでください。それ以外の薬については朝早く(午前6時くらい)に服用してください。
午前9時にご来院ください。トイレ完備の個室へご案内し下剤を服用していただきます。

05 前処置確認
検査へとスムーズにご案内できるよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

06 内視鏡センターへご案内
内視鏡センター内の更衣室(男女別)で検査着に着替えていただきます。ジャケットやコート、所持品についても、更衣室内のロッカーにお預けいただきます。
*携帯電話については検査室、リカバリースペースへのお持ち込みはできません。ご了承ください。

07 内視鏡室へご案内

08 検査開始

09 リカバリースペースへ
*目が覚めるまでのお時間は目安です。早く目覚められる方、時間がかかる方など個人差があります。

10 結果説明
*検査時に組織検査を行う場合があります。組織検査の結果については結果がでるまでに2週間程度の時間を要します。結果については後日ご来院いただいて説明を行います(場合によってはオンライン診療での結果説明を利用します)。

11 お会計
*検査当日は鎮静剤の影響で、再度眠気を感じたり、判断力の低下を来す可能性があります。そのため、検査当日は車や自転車、バイクなどの運転はおすすめできません。徒歩、公共交通機関、家族等による送迎をご利用ください。
検査の費用
1割負担 | 3割負担 | |
---|---|---|
大腸カメラ(観察のみ) | 約2.500円 | 約7,500円 |
大腸カメラ+生検組織診(1臓器のみ) | 約4,000円 | 約11,000円 |
大腸カメラ+日帰りポリープ切除 | 約1,0000円 | 約30,000円 |
*上記料金は保険診療での概算です。
保険診療で大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)を受ける際の費用は、厚生労働省が定めた診療報酬により算出されるため、全国一律の金額となります。ただし、検査時に使用する薬剤や追加検査の有無によって、上記費用に加えて別途費用がかかる場合があります。
*追加の検査を希望しない場合は、事前にお申し出ください。
**病理組織検査や大腸ポリープ切除を行った場合は、生検した臓器の数、ポリープを切除した臓器の数やサイズによって費用が変わります。当院の大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)の特徴
専門医による質の高い検査
内視鏡検査だけでなく内視鏡治療にも精通した経験豊富な医師により質の高い検査を提供いたします。

トイレ完備の完全個室での下剤服用可能
大腸カメラの検査前には下剤の服用が必要となります。
当院では、院内での下剤内服を希望される方のために、トイレを完備した個室を準備しております。周囲の方を気にすることなく、安心して下剤を服用していただけます。

下剤服用の場所を選択可能(自宅か院内か)
個々にカスタマイズした鎮静剤を使用した苦痛のない検査
検査前の下剤の選択が可能

下剤を服用しない大腸カメラを選択可能
大腸カメラの検査前には、大腸内の便を出しきってしまう必要があるため、下剤を服用していただきます。下剤については、各製薬会社の努力もあり、以前と比較すると格段に服用しやすくなっております。しかし、「どうしても下剤が服用できない。」とおっしゃる方が一定数いらっしゃいます。そのような方に対し、当院では「自身で下剤を服用しない方法での前処置」による大腸カメラについても対応しております。
*適応基準がございます。ご希望の方、どのように検査するのか、お知りになりたい方は、検査前診察の際にお申し出ください。
大腸ポリープ日帰り手術可能
大腸ポリープには、良性であっても、将来がん化する可能性があるもの(大腸腺腫)があります。大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)時に、治療適応のある大腸ポリープを認める場合があります。事前に大腸ポリープの切除を希望された方(一定の条件があります。)については、検査時に大腸ポリープを確認した場合、大腸ポリープの日帰り手術を行います。

検査中の徹底した安全管理

プライバシーに配慮したリカバリースペース
内視鏡検査画像を一緒に見ながらの丁寧な説明

Webにて24時間予約受付
大腸カメラについては、Webにて24時間予約を受け付けています。電話でのご予約を希望される場合は、診療時間内(*電話予約は09:00~17:30)にご連絡ください。
保険診療での大腸カメラ希望の方は、検査の3日以上前に、事前診察を受けていただく必要がございます。

基幹病院との連携
診察や検査の結果、当院では対応が難しいと判断した場合には、適切な基幹病院へ、適切なタイミングでご紹介いたします。

大腸ポリープ日帰り手術について
大腸ポリープには、将来がん化する可能性があるものがあります。そのため、癌化する前に切除することをお勧めします。
事前にご希望された方については、大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)時に大腸ポリープの日帰り手術を行います。
選択可能な大腸カメラ前の腸内洗浄について
この下剤服用に抵抗を感じる方が多くいらっしゃいます。現在、各製薬メーカーより、複数の下剤が提供されております。下剤に対する好みは、個人個人で大きく異なります。当院では複数の下剤を準備し、少しでも抵抗なく下剤を服用できるよう準備しております。
また、「どうしても下剤が服用できない。」とおっしゃる方も一定数いらっしゃいます。そのような方に対し、当院では「自身で下剤を服用しない方法での腸内洗浄」による大腸カメラについても対応しております。下剤服用ができないことで、検査を回避されていらっしゃった方は、一度当院へご相談ください。
*適応基準がございます。ご希望の方、どのように検査するのか、お知りになりたい方は、検査前診察の際にお申し出ください。
大腸内視鏡検査の事前診察をオンラインでも開始!!
お仕事の都合等で何度もお休みできない方、遠方で受診に時間を要する方など、是非ご利用ください。
しっかりと説明を聞いていただき、安心して検査を受けていただけるよう準備しております。
